小島ファミリー 2017年 埼玉県より移住
小島さんファミリーは、2017年に埼玉県から大川に移住されたご家族です。
移住当時は、ご夫婦と娘さんの3人家族での移住でしたが、3年半が経過し、かわいい息子さんが生まれ、現在は4人家族で大川での生活を楽しんでいます。
よりよい子育て環境を求め、大川へ移住を決意
移住前、埼玉県にお住まいの頃の小島さんご夫婦は、ともに都内まで通勤する会社員でした。
朝7:30頃には出勤し、夜は21:00頃の帰宅する毎日でした。お嬢さん(ななちゃん)が誕生し、ななちゃんの子育てのことをご夫婦で話し合い、移住に関する情報収集を始めました。
移住支援センターを利用し情報収集と視察
大川の移住促進を知ったのは、都内有楽町にある移住支援センターでした。全国の自治体の移住に関する情報が集まっているため、センターで情報収集し、移住セミナーにもご夫婦で参加しました。移住先の見学は、都内から近い千葉・山梨・神奈川を選んだそうです。旦那様のご実家は愛知県名古屋市、奥様のご実家は埼玉県のため、どちらにもちょうど便のいい距離のエリアを選び、移住先を探されたそうです。
移住先を大川に決めたのは、空き家の条件と体験イベント
移住セミナーなどで実際に移住された方の経験を聞く機会を増やし、夫婦で移住先を検討する中、実際に移住候補の空き家を見学に行ったのは、山梨県と大川の2件だったそうです。その際、大川では、大川地区の一般家庭に1泊し、田舎の生活を体験するイベントがあり、それをきっかけに移住先を大川に決定したそうです。
空き家の条件も、希望に近い状態の条件でした。他自治体の空き家は、売却がほとんどで賃貸物件が少なかったこともあったそうです。なかでも、大川エリアの中でも坂ノ上は利便性もよいと感じ、2017年、大川エリア坂ノ上へ移住を決意されました。ななちゃんが1歳半の頃でした。
移住後の生活
坂ノ上地区に移住後、ご近所の方たちには、小島さんご夫婦の方から積極的にかかわりを持とうとしたそうです。ななちゃんと一緒におさんぽに毎日出かけ、畑で農作業しているご近所様に挨拶をし、声をかけ、話をする毎日だったそうです。すぐに打ち解けることができ、ななちゃんがこども園に通う今、ママ友とも楽しく生活できています。2020年、息子様(慶ちゃん)も誕生し、ますますにぎやかな大川暮らしを毎日楽しんでいます。
通院は少し不安がありました
移住前、子育てで心配になっていたことがひとつありました。それは、病院のこと。
移住前、ななちゃんは体調がよくない時が多く、かかりつけのお医者さんに定期的に通院していました。移住後に同じように体調の不良が続いた時、病院はどうしようか…と考えたこともありました。大川には、小島ファミリーのお宅からほど近い場所に、診療所が1件ありましたし、幸い、移住後はななちゃんの体調が安定し、現在は元気に生活しています。
林業と畑仕事
移住後、旦那様は林業に就き、地域の山林で活動されています。
移住前は、21時頃の帰宅時間でしたが、現在は17:00には帰宅が可能になり、お子様との時間も長くとれるようになりました。休みの日は、広い敷地を利用し畑や鶏の飼育、リフォームなどを楽しんでいます。シイタケ栽培も始めました。野菜は無農薬で、ナナちゃんにも慶ちゃんにも安心。獲れ過ぎた野菜は、湯ノ島温泉に隣接する飲食施設「玄国茶屋」に卸しています。無農薬の獲れたて野菜を、多くの人に味わってもらいたいそうです。
これから挑戦してみたいことは、ブドウの栽培など家庭菜園の拡大、トイレや庭などのリフォーム、土間を改装して食料倉庫にしたい!と意気込みを語ってくださいました。
大川こども園での生活
5歳になったななちゃん。現在は、小島ファミリーの住む坂ノ上にある、大川こども園に元気に通っています。ななちゃんは大川こども園の年中さん。「こども園楽しい?」と聞いてみると、「なかよしさん、いるよ!」と教えてくれましたお昼寝もしっかりして、16:30にはおうちに帰ります。園児4名に対し、先生は4名。安心して保育を任せられる環境です。
移住を考える方へのアドバイス
大川への移住から3年半。移住を考える方々への、小島ファミリーからの一番のアドバイスとしては、
「移住したら何ができないかを考えるのではなく、移住したら何をしたいかを考える」
ということが大切ですということです。
都会での生活は、便利です。どこに行くのもラク。コンビニは24時間営業。いつでも好きな時に好きなものが手に入ります。それに比べれば、田舎暮らしは不便なことが満載で、あれもできない、これもできないと考えがちです。
まず、マイナスから入らずに、自分が人生でこれから何をしたいのかを考えてみてください。
あとは、
「ま。いっか」
の気持ち。これも大切だと。
前向きに!ポジティブに!毎日の生活を楽しむには大切なことですね。