移住定住協議会広報誌「大川が好きだから」No.8
大川移住定住協議会広報誌「大川が好きだから」第8号が発行されました。
掲載内容
1.空き家探しにご協力を
自然豊かな田舎に住みたい…と、これまで多くの方々が移住してきました。
地域も学校も賑やかになり、地域の一員として大川を盛り上げてくれている姿は、誠にありがたいものです。
これまで当協議会では、空き家所有者に対して移住者用住宅としての貸し出しをお願いし、常時3~4戸のすぐ入居可能な住宅を確保してきましたが、近年は移住希望者からの問い合せが多く、現地と地域の状況を見てすぐに移住が決まってしまう状況です。このため、現在はすぐ入所可能登録住宅がない状況です。
空き家は多くあるのですが、「仏壇がある」、「年に数回、田舎の家に来る」などの理由で貸し出しが難しい状況です。住宅は放置すればすぐに朽ちてしまう恐れがあります。
大川地区は、昨年4月現在で248世帯、人口は512人で、年間20人から30人が減少しています。65才以上の人は315人で実に62%と、高齢化が進んでいます。
これからの大川を考えると、Uターンなどで帰って来てくれる人がいれば良いのですが、現状は皆無の状況です。このため、空き家を活用して移住者の力が必要です。
そこで、皆様のお近くにある空き家の所有者の方へ、大川の現状をお話の上、空き家を貸してほしいと口添えしていただき、当協議会へご連絡いただければ幸いです。私たちの活動には限界があり、皆様のご協力が必要です。
ぜひ、これまでの取組みや、大川の現状をご理解の上、ご協力をお願いいたします。
2.このままでいいのか…?!今後の大川を考えてみよう
1.大川の人口は?
2.大川地区の現状は?
・若い人が少ない。市街地へ出ていく人が多い。
・地元で働く場所が少ない。
・高齢化率が61.5%と高齢者が多い。
・買い物や通院などの移動が大変。
・耕作放棄地が多い。
・移住者の子どもが多く、地元の子が少ない。
・地元の人の学校への関心度が少ない。
・大川の文化・歴史を知らない人が多い。
3.解決方法は?
Q.あなたは、大川地区の現状を見てどう思いますか?
A.大川移住定住協議会としては、若い人を呼び込み地域で活躍してもらうことが地域の発展に一番と思います。
4.問題点は?
Q.大川地区の現状の解決にあたって、あなたはどんな問題点があると思いますか?
A.大川移住定住協議会としては、移住希望者に大川に来てもらうためには、空き家探しが一番重要です。しかし、空き家は多くありますが、先祖代々の仏壇があることなどがネックとなっています。親せき等の話し合いにより、大川地区の発展のためにご協力をお願いしたいです。
A.移住された方々は、知らない土地へ来たのだから、当然すぐには地域へなじむことが難しい場合があります。早く大川の住民となれるよう、皆様の温かいご支援・ご協力をお願いします。
皆様からのご意見やご提案をお寄せください。お待ちしています。
3.中藁科小・水見色小・清沢小の統合から1年
子どもの減少により、学校における子ども同士の協働、集団活動が将来的に難しくなると見込まれ、令和6年4月に中藁科小、水見色小、清沢小が統合しました。当初は、不安な思いもあったようですが、統合後の子ども達と保護者の感想は、次のようなものが多くありました。
【子どもたちの感想】
・友達が増えてうれしい
・バス登下校は待っている時間も楽しい
【保護者の感想】
・友達が多くなり、集団の中で自分の居場所や役割を見出して楽しそうです
・バス通学は「バスで行かなきゃいけない」ということが、本人たちの生活リズムを整えるいい手段になってくれた
・毎日送迎なしでバス登下校してくれて楽になった
以上、子ども達も保護者も、統合してよかったという意見が多くありました。
静岡市は、今後の藁科地区の学校づくりとして令和10年4月に藁科中学校敷地内に小中学校を新設し、施設一体型小中一貫校を開校する計画を進めています。
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大川小中学校の今後は?
大川小中学校の子ども達は現在20人ですが、3月には6人が卒業し、その後も減少していく見込みです。
また、中藁科小、水見色小、清沢小が統合した状況や、静岡市の今後の藁科地区の学校づくりなどの状況を踏まえ、保護者と関係者は、昨年11月から「大川小中学校の今後を語る会」を開催し、話し合いを重ね、様々な角度から今後の大川小中学校のあり方を検討しています。