岩崎ファミリー 2014年 御前崎市より移住 

岩崎さんファミリーは、2014年に御前崎市から大川に移住されたご家族です。
移住当時は、ご夫婦、長女ららちゃん、次女きらちゃん、双子の珀(はく)くん・蓮(れん)くんの6人家族での移住でしたが、移住生活7年目の今、末娘の愛桜(あお)ちゃんが誕生。現在は賑やかな7人家族で、大川での生活を満喫しています。

 

移住のキッカケから移住まで

もともと、農林業に関わる事業をしたかった

移住前、岩崎さんご夫婦は、奥様のご実家である御前崎市で、林業・農業に携わっていたご夫婦です。旦那様は、もともと農林業への強い思いがあり、20代で脱サラし、持ち前のポジティブ精神と努力で、御前崎市で活躍されていました。
しかし、御前崎市の農地の一部は土が砂地で、野菜作りが思うようにいかなかったこと、愛娘のララちゃんの「緑が多いところに住みたいな!」の一言も後押しし、移住を考えるようになりました。

不動産屋さんから、静岡市のホームページで空き家を探すアドバイスを受ける

岩崎さんの旦那様は、静岡市駿河区高松がご実家で、静岡市の土地勘があったため、静岡の不動産屋さんを数軒訪れていました。田舎の古民家に住みたいという希望を伝え、しばらく移住先を探していました。
その際、不動産屋さんから「山間部の空き家情報は、静岡市のホームページで調べてみたらどうか?」とアドバイスを受け、玉川、梅ヶ島、富沢、水見色、大川エリアなど検索し、実際に空き家エリアまで下見がてら運転してみることに。

ハプニングと、偶然のご縁で、大川への移住を決意

が!!日向奥、地元の日用品店兼ガソリンスタンドである「てつみせ」まで来たあたりでガス欠に!!これは大変だ!と思っていた時、てつみせのご店主が親切に対応してくださり、そこで移住定住促進活動をしているご近所の方を紹介されました。このご縁から、奥藁科・大川地区で毎年11月に開催される「大川収穫祭・農協ふるさと祭り」に参加したことがきっかけで、大川エリアへの移住を決意されました。

移住前の感想や心配事

移住を決定されたのは、旦那様の独断とのこと。旦那様の日向のイメージは、「トトロの世界」。住みたかった希望の古民家のイメージであったことと、すぐそばに神社があり、静寂で、また、人が良く集まる場所。そんな雰囲気がとても気に入ったそうです。
奥様や娘さんたちには不安はなかったのでしょうか。
奥様は、やはりお子さんたちの病院に関して気になったようです。双子ちゃんはまだまだ小さい頃でした。
ですが、「もともと御前崎でも農業を経験している」、「近所の人も親切に助けてくれる」、「街中よりはそれは不便なこともあるだろうけど、我慢ができそう」と前向きに考えたそうです。
長女ららちゃんが小学2年生に進級した4月の春から、大川での生活が始まりました。

移住後の生活

「結い」の文化のすばらしさ

日向地区に移住後、岩崎さんご夫婦はご自身で住まいをリフォーム。毎日遅くまで大工仕事をこなす旦那様に、ご近所の人が、鍋料理を持ってきてくれたそうです。岩崎さんご夫婦も、積極的に元気に声をかけ、あっという間に地域の方々と親しくなれたそう。
街中の生活では決して感じられない、『結い』の精神を強く感じ、そこに暮らす全員が親しみやすい家族のような存在に感じましたそうです。
「結い」という文化は、日本古来の文化で、小さな集落などで助け合い、分け合い生活していく文化です。ご近所が困っていたら、村人が集まって助け合う精神です。
大川エリアでは、この「結い」は生活の中ではごく自然なことで、それがとてもうれしかったと岩崎さんご夫婦は語ってくれました。

仕事の自然・生活の自然を楽しんでいます

現在、岩崎さんご夫婦は、野菜や椎茸を自家栽培し、出荷しています。旦那様は農業の他に、以前のお仕事でもあった木こり業(林業)を再開し、さらに通信業も開始。全県エリアで幅広く活躍されています。
奥様は子育てと農業の傍ら、週に2回程度にまとめて羽鳥エリアで生活用品などの買い出しをします。5人のお子さん達と一緒に椎茸採りや畑仕事を楽しんでいます。

移住前と大きく変わったことは、帰宅時間が早くなったこと。お子さんたちが夏休みの間は、14:30頃に旦那様が帰宅し、近所の川に川遊びに行く毎日を過ごしています。

大川小中学校での生活

長女ららちゃんは現在中学2年生、次女きらちゃんは小学5年生、双子の珀くんと蓮君は小学2年生、末っ子の愛桜ちゃんは、3歳です。大川小中学校に通う4人から、学校の様子を教えてくれました。
大川小中学校は、2017年、大川小中一貫校として、全校児童生徒25名と職員19名でスタートしました。今年度は、学校教育目標「共に高め合いたくましく伸びる子ども」重点目標「考え、判断し、行動する」を中心に活動しています。

大川小中学校には、現在、9名の中学生と13名の小学生が通学しています。
ららちゃん、きらちゃんは音楽部に所属し、アンサンブルコンテストで金賞をとるほどの腕前です。夏休み中は勉強会や部活動に参加します。

「大川小中学校の、いちばんいい所は?」の質問に、
「先生と1対1で勉強できるので何でも聞けるところ」、
「みんな、仲がいいところ」
「中高一貫校だから、下級生のお世話をできるところ」
「いつも一緒に入れるところ」
と答えてくれました。
小学部(小学生)は学校が終わると放課後子ども教室「やまゆり」が、毎日下校時まで放課後の子供達の見守りをしてくれます。保護者から地域の方々まで多くの登録スタッフと、楽しい時間を過ごしています。「ブランコやサッカーをやるのが楽しい」と、珀くん・蓮くんが教えてくれました。

ららちゃん、きらちゃんがぽつり・・・「もっと生徒の人数が増えてくれるといいなぁ」。
うんうん。そうですよね!

歴史と、人と、繋がる喜びを

岩崎さんファミリーがお住いの日向エリアには、旧暦の1月7日に岩崎さん宅のすぐそばにある福田寺観音堂で開催される「日向の七草祭」があります。日向の七草祭は静岡県の無形民俗文化財に指定されており、メインとなる夜祭りは、賑やかに、かつ厳かに行われ、多くの客で賑わう大川地区の一大イベントです。
岩崎さんの旦那様は、この祭りで、地元の方々と一緒に笛を演奏します。地域に古くから伝わる伝統的な祭りへの参加するほど岩崎ファミリーはもうすっかり「大川の人」です。

旦那さんの木こりのお仕事も大川のすべてのエリアで、地元の人と一緒に行っています。大川の人と一緒に仕事をすることが楽しいとお話ししてくださいました。
(従業員さんを大募集中です!!!)

 

移住を考える方へのアドバイス

大川への移住から7年目。これから移住を考える方々への、岩崎ファミリーからアドバイスをいただきました。

旦那様からは

「人生1度きり!失敗も成功のうち!まずは来てみてください!」
まず、動いてみて、実際に体験して、なんでもポジティブに前向きに!

奥様からは

「お子様と一緒に移住しても全然大丈夫です!心配しないで。友達になりましょう!」

と。地域を歩き、声をかけ、あいさつをする。あいさつって、とても大事なことだと思います。お子様がいても心配ありません。安心してください。
お子様たちからは
「大川小中学校のみんなはとても仲がいいです。優しい子が多いと思います。小学校高学年から部活動(音楽部・バドミントン部)ができるので、毎日楽しいです!」
ということでした。
こどもたち5人全員が仲良く、ご家族みんなの朗かな笑顔が印象的な岩崎ファミリーでした。ららちゃん、きらちゃんがお話してくれたように、大川小中学校の仲間が増え、笑顔が増えると嬉しいです。

お問い合わせ

大川への移住に関するご相談や、空き家の内覧希望など、何でもお問い合わせください。確認後、担当よりご連絡させていただきます。

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